富士の樹海に次ぐ自殺スポット
温泉などで知られる静岡県熱海市に錦ヶ浦は存在します。
そこは道路沿いに海が見え、展望台からの景色がすばらしい観光地です。
道路のすぐ脇は断崖絶壁となっており、そのため身を投げる人が後を絶たないそうです。
すでに数百人以上が自殺をしたと言われている全国屈指の自殺の名所でもある錦ヶ浦。
数々の怨念がさまようこの場所では、やはり心霊現象も多くみられています。
ここでの霊体験で有名な話があります。
昭和50年、あるタクシー運転手が夜中に錦ヶ浦で若い女性二人を乗せました。
「沼津まで」と行き先だけを告げた二人は、終始無言であったといいます。
おかしいな、と思いながらもタクシーを走らせた運転手は奇妙な違和感を感じました。
いつもならすでに20分もあれば通りすぎているはずの場所に、30分以上走ってもまだ差し掛かっていない…。
首を傾げていると、いつの間にか納骨堂にたどり着いてしまいました。
道を間違えたのか、と気づき後ろを見やると、後部座席の女性二人がいなくなっていた。
・・・というお話です。
もしかすると、錦ヶ浦で自殺した女性たちの遺骨が、その納骨堂に納められていたのかもしれませんね・・・。
その他にも、観光客が海を眺めていると『波の音と一緒に女性の悲鳴が聞こえてくる』という話や、『崖下の海面に自殺した親子の霊を見た』という話もよく聞きます。
また、錦ヶ浦では新鮮な魚が釣れるということで釣りをされる方も多いようなのですが、これはとあるダイバーさんの体験談です。
自殺の名所ということもあり、あまり海に潜る人は少ない錦ヶ浦。
それならかえって珍しい海の幸がとれるのではないか、とその方は海に潜ったそうです。
狙い通りたくさんのアワビやサザエを持ち帰り、帰宅していざサザエを調理しようとしたその時、サザエの中から真っ黒な髪の毛のようなものが飛び出てきたんだとか…。
他にも、錦ヶ浦に向かう途中にトンネルがあるのですが、そのトンネルでも霊の目撃談が多数あるようです。
『女性がトンネルの真ん中に立ち尽くしていた』『深夜にもかかわらず、子供がトンネルの中で遊んでいた』という話をよく耳にします。
自殺をされた方々も、ある覚悟を持ってそのトンネルを抜けていったのかもしれない。
そう思うと、トンネルに霊がいても不思議ではありませんよね・・・。
なぜ、こんなにも錦ヶ浦では自殺が多いのでしょうか。
車の通りもあるということで、事故防止用に柵も設置されているのですが、観光地ということもあり、景観を損ねないよう低めに作られているのも自殺の原因となっているようです。
肝試しに訪れた若者の中には、『展望台から女性に引きずり込まれそうになった』という体験もあるらしく、そのために命を落とした方も中にはいるのかもしれません・・・。
観光目的で訪れるのなら、美しい海と絶景があなたを迎えてくれることでしょう。
肝試しや興味本位で訪れたなら、迎えてくれるのはそこにいる「何か」かもしれません…。
地図
名称:錦ヶ浦
住所:静岡県熱海市熱海1993-250
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