有名な幽霊マンション(京都)
1974年に建築されたマンションです。観光地として賑わう嵯峨嵐山駅から丸田町通りに入り、徒歩で数分程度東へ向かうと見えてきます。
嵐山周辺は過去に風葬地になっていて、京で亡くなった遺体が数多く運ばれて葬られていた歴史上でもいわくつきの地域です。そのせいか付近には数多くの有名な心霊スポットが点在しています。
※風葬…平安時代では一部の身分が高い人を除き、遺体は風葬地にて風化するまでそのままの状態で野ざらしにされていた。
そのうちのひとつメタボ広沢というのはメタボ建築という独特の造りからつけられたようです。
名前からは恐怖を微塵も感じませんが、ある出来事から自殺マンションと呼ばれ恐れられるようになります。
このマンションの構造は最上階から地上まで吹き抜けになっています。
だいぶ昔の話で理由は今だにわかりませんが、マンションの8階に住んでいたオーナーの実の娘さんが8階の吹き抜け部分から投身自殺をしたそうです。
メタボ広沢の内部
おそらくここが事故の現場の吹き抜けです。眺めていると吸い込まれそうで身震いしますね。
有名な幽霊マンションと言われるようになったのは、この投身自殺後に起こりはじめた怪現象がきっかけです。
霊現象が目撃されるのはおもに6階から上、とくに8階の踊り場付近で怪奇現象が頻発するようです。
自殺した時刻の深夜の23時になると、地面に人が叩きつけられるような「ドン!」という不気味な音が聞こえてくるそうです。他には誰もいない部屋から壁を叩く音がしたり、女性のうめき声が聞こえたりもするとか…。
吹き抜け部分では繰り返し落ちてくる女性の霊の姿が見られたり、写真を撮るとたくさんのオーブが写りこんだり、さらには髪の長い女性が歩いていて「死ねない…」とつぶやく声が聞こえたなど、とにかく怪現象が頻発するという。
偶然か否か、マンション付近の道路で女性が車でひき殺されるという事故もあり、マンションに面白半分で来る者には災いが起こると言われています。
事故があった影響か、窓の部分には自殺防止のためグリーンのネットが張り巡らせられています。自転車があることから住人がいるんでしょうね…。
エレベーター付近の集合住宅用ポストはなぜかゴミが散乱していて不気味です。
あまり考えたくありませんが雑誌やラジオらしき物も置いてあるし、ここで誰か生活している人でもいるのでしょうか…。
汚れ具合から管理人の方すらいないような気がします。
有名な話では芸人のガリガリガリクソン氏がこのマンションに何度も訪れて、霊に取り憑りつかれて除霊までしてもらったという噂です。
ガリガリガリクソン氏のように、気弱そうで情に厚く優しげな人は霊に憑依されやすいと聞いたことがあります。心霊スポットに遊びに行く際は今現在も住んでいる方もおりますし、自己責任でお願いします。
【合本版】新耳袋 第六夜~十夜 現代百物語 (角川文庫)と九十九怪談 第九夜に決して口に出してはいけない女性の霊の名前としてメタボ広沢に関した話が出てきます。興味のある方は見てみて下さい。
現在のメタボ広沢
さて、現在のメタボ広沢は一体どうなっているのでしょうか…?
なんと…!
改装されて立派なマンションに変貌しているようです。以前の老朽化したイメージは全くなく外装も綺麗ですね。
名前も変わって『シーズン〇山』となっていました。
見た目も素敵でオシャレですね。家賃が安かったら住んでみてもいいかも…。
マンションの裏側にまわってみても恐怖を微塵も感じさせません。
外装を塗り替えるとこんなに雰囲気が変わるんですね。今でも幽霊は出るのでしょうか?
ここで紹介したことはあくまでもネットなどの噂です。事実関係の確認が取れているわけではないのでご了承下さいませ。
ちなみにこの物件は情報誌SUUMOで入居者募集しているみたいなので、興味のある方は探してみて下さい。
最後にガリガリガリクソンのメタボ広沢の関連動画があったので興味ある方は下記からどうぞ。
ガリガリガリクソン「メタボ広沢」動画
地図
名称:メタボ広沢
住所:京都府京都市右京区嵯峨新宮町
コメント
すばらしいツッコミありがとうございます。
気弱そうで、情に厚く、優しげな人・・・は、
も、もしかしたら霊からはそう見えたのかも知れませんよ・・・。
ガリガリガリクソンは気弱でもないし情に厚くもないし優しげでもないやん。